ヴェネチアンガラスアーティスト土田康彦氏と懐かしいヴェネチア

連休前に届いた、ベネチアンガラスの世界で活躍している日本人アーティスト土田康彦さんの集大成展のお知らせです。

5月31日から6月5日まで日本橋三越本店6Fの美術特選画廊、とあります。

遥か昔(泣)ヴェネチアに行った際、ある方の紹介でムラーノ島の土田さんの工房を訪ねたことがあります。

当時の作品は日本の茶道椀なんかをガラスで製作されていて、伝統的なベネチアンガラスを探していたので購入しませんでしたが、今思えば美しいデザインのがいくつかあったのに・・何故買っておかなかったんだろう、と後悔。

別な工房で購入していたワイングラスなどなどは当然我が家にはかなり不釣り合いで、持て余しています(飾ってあるけど微妙~)。

土田さんのホームページを見ると、もの凄い進化を遂げてすばらしい作品が並ぶ。「ガラスの詩人」と評されているとか。度々ご連絡をいただくものの、一度も行けてない残念な我が家。

そんな我が家も(昔の話ですが)数度ヴェネチアへ出かけました。おじさんによるとヴェネチアの魅力は「デカダンなムード」だと言います。

当時だってテレビや雑誌や本で情報はありましたが、初めてサンタルチア駅から降り立った時、目の前に広がる光景にしばらく階段に座り込んで・・それからすっかりヴェネチアの魅力に取りつかれたわけです。

車や電車はもちろん自転車も走っていない世界、ヴェネチア内の移動は水上バス水上タクシー、徒歩ですから、旅の醍醐味「非日常」そのもの。

ヴェネチアへのアクセスはいくつかあり、電車でサンタルチア駅で下車する方法。

ツァーでよくあるバス、または車でローマ広場に到着し、そこから移動する方法。

もうひとつ、飛行機でマルコポーロ空港(正式名はヴェネツィア・テッセラ空港)に到着し、水上タクシー(モーターボート)で入る方法。ホテルに横付けしてもらえ、そのままチェックイン。

水上タクシーで入るのが一番ヴェネチアらしさを実感できて大興奮でした。超高級ホテルに滞在する場合今も送迎があるのでしょうか、トンと縁がありませんでしたが(笑)。

 

あまりに長く行かなかったため当時とは現地事情もかなり違いますね。マルコポーロ空港のターミナルは新しく大きくなっているし、駅構内もだいぶ変わっていそう。

動けなくなるなる前にヨーロッパ旅行はしたい、でも大好きなイタリアと南仏は卒業して別な場所に行くべきだよなぁ、と時々妄想に浸る。

そんな時、現在アメリカに住む姪の一家がヨーロッパに旅行してきたようだ、と母からケータイを見せられました。

姪、妹、母と画像が転送されて、動画がひとつ。どれどれ、と開いてみたら

姪の二歳の息子が・・・え~!サンマルコ広場を歩いてる!

スペイン広場にコロッセオ、トレビの泉ぃ!イタリア!!姪の旦那様は満面の笑み。

やっぱりイタリアって・・楽しそうじゃない(困)。