たくさんあるのに肝心なのがない

ガラス戸棚に無造作に(適当に?)並べられたおじさんのコレクション?ACコブラ427。普段はあまり関心を持って見ていないのに、ふと疑問に思う。

コブラってブルーにストライプじゃないの?

売ってなかったから。

赤と黒、両方買ったんだ・・、ふ~ん。

なにやらあちらにもこちらにもいろいろある・・

なんでMGがあるのにモーガンがないの?

売ってなかったから。・・・ふ~ん。

気が遠くなるほど昔のことです。

おじさんの知り合いのロータスセブンを所有している方と長野県へドライブしたことがありました。運転してみる?

え?いいんですか?その流れで

ずうずうしく私も助手席に乗らせていただくことになりました。ところが

まずシートベルトができませ~ん。ご自身で付け替えた5点式だった?シートベルト装着の仕方がわからずオタオタ。その上道路に直に座っているような感覚、すごぉく低い。しかもやたら寒い。

貴重な体験をさせていただいたのに、あまりの衝撃と寒さでガチガチ歯が鳴ってちゃんとしゃべれない。やさしい方だったなぁ、お礼もきちんと言えなかった・・。

その時一緒に走った中にモーガン!で来ている方がいらっしゃいました。当時も車の知識などございません。ただ、ただ、この車ってなに?!ボディの一部が木でできてる?!そんなことある?

乗っていらっしゃるおじさまと同乗の女性がとてもエレガントで、「モーガン」は特別な車と記憶に強く刻まれました。

私の最初の車といえば、いつ後部座席サイドのガラスが外れるか分からないのでガムテープを常備。二か所は糊付け、一か所だけが外れないので、ぶら~んとなる。信号待ちの間にさっと降りてガムテープで止める。キャンバストップだったため、雨が降ると雨漏り、洋服の左側だけ濡れる(無謀にも左ハンドル)。そんな車だけど愛着がありました。

今はすっかりそんなことは忘れて、ボンネットも開けたこともない、エンジンオイルなど見たこともない。故障しないが最優先、視力が落ちてから小型じゃないと路地やスーパーの狭い駐車場がめんどくさい。

そういえば自動車っておもしろかった、と思いださせてくれるブログがあって楽しませていただいてます。

因みに父の最初の車はマツダ、キャロル。ちっさかったなぁ(笑)