雨模様の午後、仕事を終わらせ車で約30分の県立博物館へ。
水木しげるファンのおじさんとしては首が痛かろうが、少々耳鳴りがしても見逃すわけにはいかない(苦笑)。
事前の情報では混雑している、ということでしたが平日午後、雨、が幸いして待つこともなく入館、じっくり観賞できました。
入口正面には水木さんとゲゲゲの鬼太郎キャラクターたちが勢ぞろいです。
みずき少年、画家を目指しただけあってたぐいまれな才能は当時の作品からも垣間見られます。これだけの資料がよく残されていたと感心。
水木さんが片腕を失ったラバウルでの戦争体験は知っていたつもりでしたが、あらためて想像を絶する悲惨な状況におかれていたことがわかります。
内部は撮影禁止のため、出口に置かれた水木さんの自画像。
作品の背景、草木や建物などは驚愕するほど細かく丁寧に書かれています。手抜きは一切ありません。
ちょうどこの日から水木さんが彩色したカラー原画が公開されていたのでラッキーでした。
近づいてみると、水木さんらしい穏やかで味のある表情です。
「水木しげる魂の漫画展」は9月4日まで開催されています。
暑さで出かける機会が極端に減っていたので、久しぶりに楽しむことができました。
駐車場からぐるりとまわって、博物館入口、見た目が涼やか。
窓からの景色、池の向こうは林。少々不便な場所にありますが(地元の方、すみません)居心地のよい博物館です。